top of page
検索

日印AI協力が本格化―インドAI市場で日本企業に広がるビジネス機会とは?

  • asianlustre
  • 1 日前
  • 読了時間: 5分
画像:Prime Minister's Office, Government of India / GODL-India(Wikimedia Commons)
画像:Prime Minister's Office, Government of India / GODL-India(Wikimedia Commons)

AI(人工知能)をめぐる世界的な競争が加速する中、日本とインドのAI分野における連携が本格化しています。


その柱となるのが、2025年8月に立ち上げられた「日印AI協力イニシアティブJapan-India AI Cooperation Initiative:JAI)」です。


JAIは政府間の政策協力だけを目的としたものではありません。AIを活用した社会・経済課題の解決、企業や大学間の交流、共同研究、人材交流などを通じて、両国のイノベーションと成長につなげることが期待されています。


では、この動きは日本企業にとってどのような意味を持つのでしょうか。


日印AI協力イニシアティブ(JAI)とは?


JAIは、2025年8月のモディ・インド首相の訪日時に、日本とインドの両首脳が立ち上げることで一致したAI分野の協力イニシアティブです。


外務省によると、JAIでは主に次の4分野を中心に幅広い協力が想定されています。

  • AIソリューションの共創

  • 制度整備・ガバナンス

  • 人材育成・能力構築

  • 基盤整備支援

その背景には、日本とインドそれぞれが持つ強みがあります。


インドは世界有数のIT大国であり、グローバルな開発拠点として高い競争力を持っています。また、インド政府は「IndiaAI Mission」を推進し、計算基盤、データ基盤、基盤モデル、AIアプリケーション、人材育成、スタートアップ支援、安全で信頼できるAIなどを含む包括的なAIエコシステムの構築を進めています。


一方、日本はAIをはじめとする先端技術や産業分野で強みを持ち、「安全、安心で信頼できるAI」の実現に向けた国際的な議論にも積極的に取り組んでいます。


こうした両国の強みを組み合わせ、AIを活用した新しい価値を共創していくことがJAIの重要な狙いです。


日本企業にとってJAIは何を意味するのか?


注目したいのは、日印AI協力が外交・政策レベルだけの話ではなく、民間企業のビジネスにもつながることが期待されている点です。


外務省は、インドとのAI協力について、経済安全保障の観点だけでなく、日本企業による成長著しいインド市場への進出・展開を促進し、インドの成長を日本経済に取り込む観点からも重要だとしています。


これは、すでにインドで事業を展開している大企業だけの話ではありません。


AIソリューションを提供する企業、SaaS企業、スタートアップ、中小企業などにとっても、インド企業との協業や現地での事業展開を検討するきっかけになり得ます。


例えば、JAIの下では、AIを活用した産業分野でのソリューション共創やAI人材の交流、AIガバナンスなど、具体的な協力が進められています。


つまり、日本企業にとってインドは単なる「巨大な販売市場」にとどまらず、現地企業や人材とともに技術・サービスを開発する共創の場としても、今後さらに重要になる可能性があります。


すでに始まっている日印AI企業の交流


こうした構想は、すでに具体的な企業交流へと進み始めています。


2026年4月には、インドのムンバイとベンガルールで第1回日印AI戦略対話が開催されました。


その一環として、ベンガルールでは日印のAI関連企業によるネットワーキング・セッションが開催され、日本からエイターリンク、EdgeCortix、Fujitsu Research of India、ハイレゾ、I’mbesideyou、ONESTRUCTION、ティアフォーなどが参加しました。


インド側からも、国産LLMを開発するBharatGen、Sarvamなどが参加し、LLM開発やAIを活用した社会課題・ビジネス課題の解決事例を共有するとともに、具体的な協業の可能性について議論が行われました。


さらに、この機会に日本のスタートアップONESTRUCTIONがインドの関係機関と協力覚書(MOU)を締結するなど、実際の協業にもつながっています。


こうした動きは、日印AI協力が「政府間の合意」から「企業間の具体的な連携」へと進みつつあることを示す一例といえるでしょう。


なぜ「ベンガルール」に注目すべきなのか?


第1回日印AI戦略対話に伴う企業ネットワーキングの舞台となったベンガルール(Bengaluru)は、インドを代表するテクノロジー都市の一つです。


IT・ソフトウェア産業をはじめ、AI、ディープテック、スタートアップなど幅広い分野の企業・人材が集積しています。


日本企業がインドのAI市場への参入や現地企業との協業を考えるうえでも、ベンガルールのエコシステムとの接点を持つことは一つの有力な選択肢となります。


そして2027年6月、このベンガルールを舞台にAI・テクノロジー分野の国際展示会「GITEX AI India 2027」が開催されます。


インドAI市場を実際に知る機会―GITEX AI India 2027


政府間の協力が進んでいても、自社にとってインド市場に本当に可能性があるのかは、実際に現地の企業や市場と接点を持たなければ見えてこない部分もあります。


そこで一つの選択肢となるのが、インドで開催される展示会やビジネスイベントへの参加です。


GITEX AI India 2027は、2027年6月2日~4日にベンガルールで開催予定のAI・テクノロジー分野の国際展示会です。


インド市場への進出を検討している企業だけでなく、

  • インド企業とのパートナーシップを模索したい

  • 自社のAI・ITソリューションに対する現地市場の反応を知りたい

  • インドのAI・スタートアップエコシステムとの接点をつくりたい

  • 将来的なインド展開に向けて、まずは情報収集をしたい

といった日本企業にとっても、インド市場を直接知る機会となり得ます。


日印両国によるAI協力が具体化していく中、日本企業にとって重要なのは、その動きを知るだけでなく、自社にとってどのようなビジネス機会があるのかを実際に探ることではないでしょうか。


インドAI市場への展開をご検討の企業様へ


AsianLustreでは、GITEX AI India 2027への出展に関する日本企業からのご相談を承っています。


すでにインドへの進出・事業展開を検討されている企業様はもちろん、

「インド市場に興味はあるが、まずは情報を集めたい」「自社の製品・サービスがインド市場に合うのか知りたい」「GITEX AI Indiaについて詳しく知りたい」

という段階でもお気軽にお問い合わせください。


インドAI市場との最初の接点づくりから、GITEX AI India 2027への出展まで、AsianLustreがお手伝いいたします。


参考資料

 
 
 

コメント


bottom of page